
(Guns N' Roses,Slash's Snakepit,Velvet Revolver)
Bluesyなプレイでテクニカル全盛の80年代をガラリと変えた天才ギタリスト。
トレードマークのトップハットを被りソロではギターを立てに持ち上げ文字通り弾きまくる様は圧倒的なまでにCoolで、あのギターの上から立小便出来そうな程低い位置でありえないほどの速弾きをかましてしまう姿もRockそのもの。そんな格好ばかりが注目されるギタリストではあるが、右も左も大差ないギタリストを騙った道化師が蔓延る時代に殴りこみをかけたかのペンタトニックを主体としたBluesyなプレイがその後のRock界に与えた影響は大きく、あくまでペンタが基盤にありながら幾多の要素を盛り込んだソロはさりげないクラシカルなフィーリングも含み、時にメロディを構築し、時に恐ろしい速さで弾き倒すフレーズはどれも印象的でかつ独特で、レジェンダリーなギタリストを含めそのフレージングセンスの良さはどのギタリストにも劣ることはない。
指癖にその場のフィーリングを交えて弾かれるライヴでのインプロヴァイズはスタジオでのギターワークを遥かに凌駕する凄まじさで、特にペンタ+αのスケール感を活かし指板を恐ろしく速く昇降していく様は圧巻で、手癖を越えたところにあるベンド絡めのラン奏法のバリエーションの多さや緩急や前途のさりげないクラシカルな音使いによる引き出しの多さには感嘆とさせられ、何度同じ映像を見ようと得られる発見は底を尽きない。
わざと崩したような荒々しく本当の意味でスリリングなフレーズや強引にでも音を詰め込むなどのベンドを絡めた速弾きは超絶。速さの上に独特の間やタイム感を盛り込み唯一無二のプレイスタイルに昇華していることも特筆。よくJimmy PageやJoe Perryと共に下手うまなどとのたまわれ、テクニックは大して凄くないと言われたが、実際そう言う輩の百千億万兆倍上手かったわけだ(ってかそういう奴は所詮弾けないんだから・・・)。
Slashの登場以降フィーリングもクソもない学校で習ったペンタをただこねくりまわしただけのくせしてBluesを騙るヘタレギタリストを数多くつくりだしてくれたことからも影響の大きさが感じ取れるが、87年以降未だにSlashを越えるギタリストは登場していない。何より、自分の感情を表現することよりもテクニックをひけらかすようにかっちりと速くクラシカルに弾く事が美徳とされた当時のRockシーンに本来の"ギターを弾く意義"やフィーリングとは何かを教えてやり、L.A.Metal勢の見てくればかりに拘った飾り物ギターやクラシカル派によってストラトがもてはやされていた時代に、衰退気味だったレスポールの地位を再び押し上げたその功績はあまりに偉大。音楽を奏でるだけのギタリストではなく、数少ない表現者としてのギタリスト。Slash以上のギタリストは恐らくこの先出てこないだろう。
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Author:zep
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