Kurt Cobainの自殺という喪失感の中で制作された3作目。生命学と銘打たれた本作はただポジティヴに生きることの尊さを叫んでいるのではなく、Kurtに向けた、というより自殺した者に対する行き場の無い苛立ちを表しているかのようであり、怒りをぶちまけたように殺伐とした空気が漂う本作にはプリミティヴで破壊的な衝動に溢れている。周囲から押し付けられたGrungeという枠組みから一抜けた素晴らしき音楽への追求をアーティスティックにやってのけた事も重要ではあるが、何かを背負い込んだ重さや苦悩や葛藤がダイレクトに反映されたいびつだけども人間的で濃密な作品に仕上がった本作はどうしたってKurtの死と結び付けずにいられない。
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